バリのおやつ

バリのおやつ

2020年1月20日 オフ 投稿者: ユリコ
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カジャネ・ムアに宿泊すると午後にアフタヌーンティのサービスがあり、飲み物とお「おやつ」を無料で提供してもらえます。

この「おやつ」がなかなか興味深い物なのでご紹介したいと思います。



ヨガスタジオ行って、街スパ行ってと午後にホテルにいないので、なかなか「おやつ」にありつけなかったのですが、こちらが唯一1回目の滞在時にいただいた「おやつ」です。


謎な食べ物が3品、それぞれ何物なのか調べてみました。

クエ・ラピス(Kue Lapis)

シマシマなお餅の名前はクエ・ラピス(Kue Lapis)という名前らしいです。

「クエ」がお菓子という意味で、「ラピス」が層という意味だそうです。
米粉をベースに砂糖とココナツミルク、着色料を加え層状に蒸したお菓子です。

お味はうっすらと甘く優しいお味で、もちっとした食感で、餅好きの私は大好物なお味です。
おそらく各層毎の味が違うんだと思うのですが、混ぜて食べてしまうのでイマイチ違いは分かりません。


クエ・ドゥラパン・ジャム(Kue Delapan Jam)

手前左の茶色い羊羹の様なものは、恐らくクエ・ドゥラパン・ジャムというお菓子だと思います。

調べていて最初ドドールというお菓子かと思ったのですが、ドドールは米粉にココナッツミルクと黒糖を混ぜて固めたもので、羊羹の様なクルミ柚餅子のようなお菓子で、グミっぽい食感らしいのです。

ドドールはこんな感じのお菓子です。


私の食べたものはもっと水分多くプルンとしていたので、クエ・ラパン・ジャムだと思われます。

クエ・ドゥラパン・ジャムは、卵をベースに練乳を加えて8時間(数字の8がドゥラパンと言います)蒸して作るそうです。
もちもちしていて、とても美味しかったです。

最後の1つが葉っぱのフライだったのですが、そもそもこれはスイーツなんですかね?
色々調べてみたのですが、料理名を特定することが出来ませんでした。
今度行った時に聞いてみます。


2回目にウブド訪問した時にいただいたのがこちらの「おやつ」です。


手前のものは、お芋を混ぜて焼いたシナモンなしのシナモンロールみたいな焼き菓子なので正体は分かります。
謎スイーツは2つ。分かる限りの調査結果をご紹介します。


シンコン(Sing Kong)

上の白い物は、シンコン(キャッサバ芋の根茎)を蒸したものに、クラパ・パルット(kelapa parut)というココナツを削ったものをまぶしたもののようです。

食べたときにバナナ?と感じたのですが、バナナもシンコンと一緒になってココナッツにまぶされているので、味はバナナが勝っていたようです。

食感は外側のココナッツがシャリシャリしていて中はもっちり、味は素朴なお味で美味しかったです。

もう1つのチップスが全く分かりません。
原材料が何なのか。
揚げてあるだけなんですけどね。パリパリして美味しかったです。


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2回目の滞在中に頂いた2皿目の「おやつ」です。


左の葉っぱがくっついているものは普通のパイです。
残りの2つが謎スイーツ。
こちらも調べてみました。


ピサン・ゴレンPisang Goreng

手前のフライは、ピサン・ゴレンという名前のバナナのフリッターです。
このスイーツはインドネシア・マレーシア辺りではよく見かけるスイーツです。

揚げたては恐らく外側がパリッとして中はフンワリだったのだと思うのですが、時間がたった状態だと、外側シットリで中がグニュって感じです。

食感はそんな感じですが決して不味いわけではなく、しっとりした衣と中のバナナの甘みが良いコラボレーションしておりとても美味しいです。


クエ・クルポンKue Klepon

クエ・クルポンは美味しいです。
ウブドで食べたNO.1スイーツと言えるかもしれません。

米粉で作った緑色のお団子の中に椰子糖を入れて、外側にココナッツをまぶしたものです。

緑の色は天然の素材から取っているようです。
日本のヨモギ団子みたいなものなんですかね?

食べたときには黒蜜が入っているのかと思ったのですが、調べてみたら黒蜜ではなく椰子糖だったようです。

外のココナッツがシャリシャリ、中の団子はもっちり、団子の中から蜜がトロ~って感じでとても美味です。


3回目滞在時に出てきた「おやつ」です。

今回は意外と普通。
下のは見ての通りピザです。冷めていましたが...
右上のもカスタードがのったパティスリーです。
これも普通のパティスリーでした。

問題の1品は最後の1つピンクのスイーツ。


クエ・クタン(Kue Ketan)

このスイーツを正直クエ・クタンと特定して良いのかわかりません。

ですが、それっぽい食べ物が見当たらず、インドネシアのクックパッドで調べた結果、もち米を使って蒸したお菓子に色を付けたクエ・クタンで良いのではないかという結論に達しました。

モチモチしていて甘くて美味しかったです。


チェンドル(Cendol)

これは朝ごはんのビュッフェにあったスイーツです。

長さ5cmぐらいの緑色のプヨプヨした芋虫の様なスイーツです。
ココナッツがまぶされています。

これはチェンドルというスイーツで、緑の色を付けた米粉のゼリー状のものだそうです。

カジャネ・ムアの朝食ではココナッツをまぶしてありましたが、よくある食べ方は、甘いココナッツミルクの中にこの緑のゼリーを大量に入れて食べるようです。

とても食指が動くような見た目をしていませんが、意外と美味しいです。
チュルっとしていて、うっすら甘く、ココナッツミルクの中に入れたら見た目はグロテスクになりそうですが、絶対美味しいです。

オシエーテ
オシエーテ

米粉がベースになっているお菓子が多いんだね

インドネシアは日本と同じで米作が盛んだからお米を使ったお菓子が多いんだね。
でも日本のお団子やお餅と違って、南国ならではのココナッツやタピオカの元になっているキャッサバ芋を使ったスイーツも多いよ。

ユリコ
ユリコ